前回、大雨洪水警報のなかでの釣行となり貧釣果で再挑戦を心に刻んで日程を調整しておりましたが、釣行できる日が決定した時には石鯛のシーズンも終わり、情報もあまり芳しくないものでした。 定刻通り11時20分に福江港に到着、桟橋の横には既に瀬渡し船が待っている。早速荷物を運び乗り換える。黄島まで約30分、先月来た時はどしゃ降りの雨だったのが今日は夏日和ののどかな島の風景がとても美しい。民宿で着替えを済ませ餌のウニを積み込み美漁島を目指す。少しうねりがあるが平バエに全員上礁する。
さあ釣り開始だ。道具をセットしそれぞれに釣り座を構え第一投を投じる。棚を20m前後にとり当たりを待つ。しかし餌のウニをかじるのは餌取りばかりで本命の当りは無い。ここ平バエでは5人が楽に竿出し出きるし、瀬の両側は大きなサラシが出来ているのでスズキでも居そうな感じが前回来た時していたので今回はルアーを持参してきた。 夕まずめになったので今度はクロを狙ってみた。石鯛竿から上物竿に持ち替えるとうそみたいに軽く、細く頼りない。撒き餌を撒くと水面に小魚が湧いてきた。それを避けて仕掛けを投入するが掛かるのは木葉クロばかりである。撒き餌を明日にとっておき、また石鯛竿をしばらく握るが午後7時の納竿の時を迎えた。今日は全員ボーズである。明日に期待を込め宿に入る。 昼の疲れからかすぐに寝入ってしまった。しかし隣に寝ていた松岡さんがトイレに行ったので目が覚め、時計を見ると12時を少し回った頃、しばらくしても松岡さんが帰ってこない。気になったのでトイレに行ってみると、彼は食堂の長椅子の上で寝ていた。
住職が煎れてくれたおいしいコーヒーとパンの朝食を摂り、準備にかかる。なんとなく空模様が怪しい。今回雨具を持ってきていなかったので傘を借りていくことにした。 昨日と同じ平バエに上礁する。昨日よりウネリが大きいみたいだ。荷物を整理していると雨が落ちてきた。みんなは雨具を着用するが私は傘をさす。時々大きなウネリが足元まで押し寄せてくるので荷物を流されない様にロープを通してハーケンで固定する。雨は本降りとなり目の前にある黄島の灯台の灯かりも見えなくなる。夜明けまであと一時間くらいあるので付け餌のウニのトゲをライトの灯かりで照らしながら鋏で切る作業を雨の中、馬場君と力竹さんがやっている。私はいつ大波が来るか不安で 気になり、海の方を注意して見張りをしていた。 長い時間が過ぎてやっと明るくなってきた。それでも雨は更に激しく降っている。手元照明がいらなくなったので仕掛けを作る。傘をさしたままの第一投。竿受けにセットする。雷も時々鳴っているのでカーボン製の竿を持つ気がしない。傘の中からじっと穂先をみつめる。穂先を揺らすのは餌取りばかりで石鯛特有の締め込むような当たりは無い。6時半頃やっと雨が小降りになって7時には止んだ。今が最干潮でこれから上げ潮になり期待がもてる時合だ。
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